褐虫藻って何?
本日は、サンゴ飼育をしていると良く聞く「褐虫藻」についてご紹介したいと思います。
褐虫藻とは、サンゴと共生する植物プランクトンで毛藻に分類される単細胞性の藻類です。
サンゴやイソギンチャク・クラゲ・シャコガイと共生しています。サンゴは全て共生しているわけではありません。
※「共生」とは異なる種類の生物が互いに行動や生理活動のおいて緊密な関係を保ちながら生活している現象のことです。両方の生物が互いに利益を得ている状態のことです。
サンゴは、体内で共生している褐虫藻が光合成で作り出した栄養で生きています。また、自らの触手で動物プランクトンを捕食することで栄養を摂取しています。
褐虫藻側は、サンゴの代謝産物である二酸化炭素やアンモニアを光合成の基質として利用しています。
これにより互いの利益が確保された状態になり共生していることになります。
サンゴに起きる白化は、どのような状態なのか?
それは、環境ストレスにより褐虫藻の光合成系が損傷され、サンゴが褐虫藻を放出することにより起きます。この時にサンゴの白い骨格が透けて見え、白くなります。これが白化です。
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