ENVIRONMENT DAY! 私たちとサンゴの関わり
こんにちは。
AQUAMANです。
今日は何の日か知っていますか?
「環境の日」です。
昔は特に考えたことはなかったのですが、現在は環境について本当に興味があり、常に世界的な環境における現象や地球温暖化防止・カーボンニュートラル・カーボンオフセット・グリーンイノベーション・炭素貯留・SDGsなどいろいろ勉強しています。私は海水魚やサンゴを飼育・管理するアクアリストとして1番考えることは「炭素貯留」です。自然界では、ブルーカーボンやグリーンカーボンと呼ばれる有機炭素化合物(隔離・貯留される炭素)が存在します。陸上の植物や藻場・浅場系海洋生態系に取り込まれた大気中のCO2を吸収して光合成反応により有機炭素化合物となります。グリーンカーボン生態系やブルーカーボン生態系は、CO2の吸収、酸素の供給、陸上・海上生態系の存続、そして維持に重要な役割を果たしています。
皆さんは、1人の人間が1年間に呼吸で排出する二酸化炭素(CO2)の量は、どのくらいか知っていますか?
約350kg-co2/年です。
サンゴの1年間の二酸化炭素吸収率は、1㎡あたり4.3kgーco2/年と言われています。
サンゴが人間の排出する二酸化炭素を吸収する場合は、約8㎡必要となります。
自然界の海に溶け込んだ二酸化炭素はサンゴによって吸収されます。全てではありませんが、年間で二酸化炭素が溶け込む量が20トン/年で、その10分の1がサンゴによって吸収されています。陸上の森林と同じような役割を担っています。
このサンゴや藻場などが消滅し、二酸化炭素濃度のバランスが崩れると生態系のバランスも崩れてしまいます。
日本は二酸化炭素排出量の多い国です。世界ランク第5位です。これは本当に恥ずかしいことです。1位:中国・2位:アメリカ・3位:インド・4位:ロシア・5位:日本
これらの要因は何だと思いますか?
それは、電気などのエネルギー転換における排出や製造業の産業・家庭内排出・廃棄物処理・企業からの排出・工業プロセス・自動車及び運輸などが挙げられます。経済が活性化し、人々の動きも活発化すれば、産業や運輸、各種業務における排出量も増加します。一方、経済の発展が遅れている発展途上国などは、エネルギー消費量も抑えられているので二酸化炭素の排出量も少ないです。
今回記事に記載した内容は本当にごく一部ですが、私たちが今抱えている環境問題は深刻だと言うことです。
「陸を知り海を知る」
「環境を知り対策を知る」
これらを知ってこそ環境問題への関心に1歩近づけると思います。
是非、この機会に1つでいいので環境について調べてみてはいかがですか?
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