西インド洋に棲むジェムタン

こんにちは。

AQUAMANです。

今回ご紹介する海水魚は、ジェムタンです。

ジェムタンはヒレナガハギ属です。クロハギ属に似ていますが、体高がやや高いのが特徴です。インド洋~太平洋域に分布しており、キイロハギ・ゴマハギ・パープルタン・ヒレナガハギもこの仲間に含まれております。体色は黒いシックな体に白色斑が美しくとても人気がある海水魚です。もちろん、入荷状況によって変化しますが、50,000円以上する高級魚です。

<飼育方法について>

水槽内を常に泳ぎ回るのでできるだけ大型水槽で飼育する方がいいでしょう。食べられそうな藻や海藻を探し回ってツンツンとライブロックを突っついて食べる様子が観察できます。

混泳は比較的問題ありません。

それなりに体高があり大きく見えるので気性が荒い海水魚からターゲットにもなりにくいです。

ジェムタンは植物性が強いものの雑食性のためどんな餌でも食べることができます。

水槽内に迎えた際は新しい環境にビックリしてしまい餌を食べずに拒食に陥ってしまう場合があります。数日程度であれば大丈夫ですが、いつまでも餌を食べない状況が続くと餓死してしまいます。拒食気味になった場合は、冷凍ブラインシュリンプを与えてみましょう。海苔も効果的です。

メンテナンス生体としても大活躍します。

水槽内を泳ぎ回って藻を食べるためコケ除去として入海する方もいます。茶ゴケや緑ゴケは食べてくれません。ガラス面を突いているのは糸状の藻を食べています。良く食べているのは赤色の藻、もしくは伸びたての新芽です。藻が生えないよう予防する能力が非常に高いので早い段階から入海することをお勧めします。

サンゴとの相性も抜群です。

特にミドリイシなどのSPS、デリケートなLPSのサンゴ水槽は藻が生えてくると厄介なためジェムタンに限らずハギ類を入れておくといいです。ライブロックやサンゴの隙間に生えた藻を食べるので、水槽が綺麗な状態で保てます。

ジェムタンは白点病になりやすいので飼育にはややハードルが高いと言えます。

しっかりとした環境を整えてあげれば病気にかかることもありません。病気の予防は水質の維持です。水の汚れが少ないこと、硝酸塩濃度が低いこと、これらを意識しましょう。もちろん、殺菌灯の予防やプロテインスキマーも忘れずに。

飼育するための設備をしっかり整えれば容易に飼育ができる海水魚です。


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