サンゴがストレスを感じる行動とは?

こんにちは。

AQUAMANです。

本格的な梅雨シーズンが到来しましたね。

平年と比べて2週間以上早い梅雨入りとなったそうです。

メダカ飼育をしている人は、この梅雨になるとやっぱり管理が大変なんでしょうか?

日照不足や水温変化、病気、産卵管理・・・などいろいろ問題がありそうですね。

海水魚やサンゴ飼育は屋内の為、影響はありませんが、他に考える問題があります。

今回は、「サンゴがストレスを感じる行動とは?」についてご紹介したいと思います。

サンゴは、飼育環境が変化するとストレスを感じて体調を崩してしまいます。

特にストレスを感じやすいとされる行動を8つご紹介します。

★水流が強い★

飼育しているサンゴの種類によって水流の強さは異なります。ミドリイシのような強い水流を求めるサンゴもいますが、そうでないサンゴもいます。

水槽での水流は自然界のような左右に揺れる波のような流れが好ましいです。ガラス面に跳ね返った水流などランダムな水流がいいです。直進的な水流がサンゴに当たるとストレスを感じてしまいポリプを開かなくなります。対策として1つの水流ポンプではなく2台設置をすると理想な水流が作りやすいです。※水槽サイズやメインポンプ能力に応じて

★比重が安定しない★

サンゴは海水魚よりも比重や塩分濃度に対してとても神経質です。

一般的な比重は1.023程度です。

塩分濃度は33~34くらいがベストです。

比重や塩分濃度の急激な変化をさせないように日々、計測する必要があります。

特に冬場の乾燥や水換えによる変化です。

比重計の故障に気付かず使用して、間違った比重・塩分濃度になっていることもあります。

比重・塩分濃度を安定させると言うことは、ミネラルを安定させることに繋がります。

カルシウムやマグネシウムなどは、サンゴにとってとても重要なミネラルです。比重・塩分濃度が低いとこれらのミネラルも低いと言うことになります。

比重や塩分濃度がおかしくなると水質が変化してストレスを感じます。安定させるようにしましょう。

★水換えをあまりしない★

水換えはサンゴにとって1番大事で効果的な対策です。

水換えによってミネラルを補充したり、水質安定に繋がります。あまり水換えをしないと硝酸塩やリン酸塩が蓄積しやすく、水質悪化の原因になります。水質悪化はストレスです。定期的に行いましょう。最低でも1週間に1回・総水量の10%は水換えしましょう。

★海水魚がサンゴを突いたり食べたりする★

海水水槽と言えばやっぱり海水魚ですよね。サンゴ飼育と海水魚飼育は一緒にするのが1番楽しいです。しかし、サンゴとっては厄介な海水魚も存在します。それはチョウチョウウオヤッコです。自然界ではサンゴを主食としている海水魚ですので水槽内でも同じです。もちろん、個体差や種類によって変わりますが・・・突かれたり食べられたりするとサンゴはストレスを感じてポリプを開かなくなったり、溶けたり白化します。どうしても入海したい場合は、サンゴの種類や餌付けを工夫する必要があります。

★サンゴの配置を頻繁に換える★

サンゴは何度も触られるのがとても嫌いです。触ること自体がストレスなんです。

レイアウト変更時にサンゴ配置を換えたり、薬浴時にサンゴを触ったりすると思いますが、できるだけサンゴ本体を触らないで土台や骨格を持って動かしましょう。

★添加剤の入れ過ぎ★

サンゴにとってミネラルはとても重要です。水換えによる補充以外に添加剤にて補っている方もいると思います。水質検査を行わないで無暗に添加剤を入れると返って水質が悪化し崩壊する恐れがあります。添加剤は大事ですが、必ず水質検査を行って適正な添加をしましょう。

水質悪化はサンゴにとってストレスです。

★照明の光量があっていない★

サンゴは光合成をするので照明は必ず必要です。サンゴの種類によって適正な光量を当てないといけません。強い光を求めるサンゴや弱い光を求めるサンゴなど種類によって様々です。また、照明を点灯する時間も重要です。自然界と同じ状況を作るといいのでベストな照明時間は8時間くらいです。自分の好きな場所にサンゴを配置するのではなく、サンゴが求めている光量やスペクトルを意識して配置するようにして下さい。光量が適切でないとストレスを感じてポリプを開いてくれません。

★サンゴ同士が接触している★

サンゴは毒があり種類によっては、スイーパー触手にて攻撃もします。接触が可能なサンゴなどは密集させることができますが、一般的には接触ができないサンゴが多いです。サンゴがMAXで開いた時を考えて、サンゴ同士が接触しないように配置するようにして下さい。

※サンゴの接触事情については他の記事に記載しています

このようにサンゴはストレスが原因で状態を崩すことがあります。これらの原因以外にもまだありますが、先ずは上記のような要因を追及して安全で健康的な管理を目指しましょう。





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